理由もなく眠い日が続く。
夜中にふと目が覚めて、そのまま眠れない。
長く続いた人間関係が、なぜか少しずつ離れていく。
こうした変化が重なる時期に、「アセンション」という言葉に出会う人は少なくありません。
アセンションとは、英語で「上昇」を意味する言葉です。
スピリチュアルの世界では、意識や魂の次元が一段上がっていく「次元上昇」を指します。
その途中で心や体に表れるとされる変化が、「アセンション症状」と呼ばれるもの。
この記事では、アセンションの意味と、よくいわれる12のサイン、症状が出たときの過ごし方を、医療との向き合い方も含めてやさしく解説します。
- アセンションの意味と、「次元上昇」と呼ばれる理由がわかる
- 体・心・暮らしに出るといわれる、アセンション症状12のサインがわかる
- 眠気や頭痛などが続くときに、医療機関に相談する目安がわかる
- アセンション症状が出たときの、無理をしない過ごし方がわかる
- アセンションした人・しやすい人の特徴がわかる
アセンションとは?意味をシンプルに解説
まずは、アセンションという言葉の意味から確認しておきましょう。
もとの意味を知っておくと、スピリチュアルでの使われ方もぐっと理解しやすくなります。
語源と英語の意味
アセンション(ascension)は、「上がる・登る」を意味する英語の動詞 ascend(アセンド)からできた言葉です。
さらにさかのぼると、ラテン語で「登る」を表す ascendere にたどり着きます。
日本語にすると「上昇」「昇ること」。
もともとは、何かが上へ上へと昇っていく様子を表す、ごくシンプルな言葉です。
スピリチュアルでいう「次元上昇」
スピリチュアルの世界でのアセンションは、意識や魂の次元が上がっていくことを指します。
よく使われるのが、物質や時間に縛られた「3次元」の意識から、愛や調和を大切にする「5次元」の意識へ移っていく、という説明です。
5次元という言葉になじみがない人は、5次元とは?意味と5次元意識の特徴、3次元との違いを簡単に解説を先に読んでおくと、イメージがつかみやすいでしょう。
次元が上がるといっても、どこか別の世界へ行ってしまうわけではありません。
同じ毎日を過ごしながら、ものの見方や感じ方が少しずつ変わっていく。
それが、スピリチュアルでいうアセンションです。
宗教的な「昇天」との違い
キリスト教で「アセンション(the Ascension)」といえば、復活したイエス・キリストが天に昇った「昇天」の出来事を指します。
こちらは信仰の中で語られる、特別なひとつの出来事です。
一方、スピリチュアルでいうアセンションは、特定の宗教に属する言葉ではありません。
誰の人生にも起こりうる「内側の変化」として語られている点が、大きな違いです。
アセンションはいつ・なぜ起きるとされているか
アセンションには、地球全体の変化として語られるものと、ひとりひとりの変化として語られるものがあります。
ここでは、その2つの考え方と、今の流れを整理します。
地球全体の意識が変わるという考え方
スピリチュアルの世界には、地球そのものが次元上昇していて、そこに暮らす人の意識も一緒に変わっていく、という考え方があります。
争いや競争よりも、調和や共感を大切にする時代へ移っていく。
アセンションは、その大きな流れの一部として語られてきました。
ひとりひとりのアセンションは「気づき」のプロセス
もうひとつは、個人の内側で起きるアセンションです。
「このままでいいのだろうか」という問いが生まれたり、これまで当たり前だった価値観に違和感を覚えたり。
そうした小さな気づきを重ねながら、自分らしい生き方へ近づいていく過程が、個人のアセンションだとされています。
人生の節目や、大きな別れ、病気、転職などをきっかけに始まることも多いもの。
特別な人だけに起きるものではありません。
2012年以降の流れと今
アセンションという言葉が日本で広く知られるようになったのは、2012年ごろです。
マヤ暦のひとつの周期が2012年12月に区切りを迎えることから、「この日に世界が大きく変わる」という説が話題になりました。
実際には、その日を境に目に見える大事件が起きたわけではありません。
ただ、スピリチュアルの世界では、2012年はアセンションの「始まり」であり、そこから長い時間をかけて意識の変化が進んでいる、と受けとめられています。
今もその流れの途中にある、という考え方です。
アセンション症状とは?体・心・暮らしに出る12のサイン
アセンション症状とは、意識が変わっていく途中で、体や心、暮らしに表れるとされる変化のことです。
スピリチュアルの世界では、古いエネルギーを手放し、新しい自分に慣れていくための「調整のサイン」と受けとめられています。
ここでは、よくいわれるサインを12に分けて紹介します。
体に出るサイン
1. 強い眠気やだるさが続く
いくら寝ても眠い、体が重いといった状態です。
意識の変化に体が追いつこうとして、休息を求めているサインとされています。
2. 頭痛・めまい・耳鳴りが起きる
頭が締めつけられる感じや、キーンという高い音が聞こえる、という声がよく聞かれます。
エネルギーの変化に、体が敏感に反応している状態と考えられています。
3. 夜中や明け方に目が覚める
決まった時間にふと目が覚めて、なかなか寝つけない夜が増えることもあります。
眠れない夜の過ごし方は、眠れないときの対処法|寝れない夜にすぐ試せる方法と、寝つきが悪くなる原因で詳しく紹介しています。
4. 食の好みや食欲が変わる
好きだったものを急に食べたくなくなったり、軽い食事を好むようになったりします。
体が、今の自分に合うものを選び直している時期といわれます。
5. 音・光・においに敏感になる
人混みの音や強い照明、香水のにおいなどが、以前よりつらく感じられることがあります。
感覚が細やかになっていくサインのひとつです。
心に出るサイン
6. 感情の波が大きくなる
理由もなく悲しくなったり、不安になったりする日が増えます。
多くの場合は一時的なものとされ、心の奥にある感情が動き出している状態と受けとめられています。
7. 過去の感情や記憶が浮かんでくる
忘れていたはずの出来事や、昔のつらい気持ちを急に思い出すことがあります。
スピリチュアルの世界では、癒されないまま残っていた感情が、手放されるために表に出てきているとされます。
8. ひとりになりたくなる・孤独を感じる
にぎやかな場所や、大勢での集まりから距離を置きたくなる時期です。
寂しさを感じる一方で、ひとりの時間に落ち着きを覚える人も多いでしょう。
9. 涙もろくなる
音楽や景色、人のやさしさに触れて、ふと涙が出ることが増えます。
心が柔らかくなり、感じる力が戻ってきているサインといわれます。
暮らし・人間関係に出るサイン
10. 人間関係が入れ替わる
長く付き合ってきた人と自然に距離ができ、新しい出会いが増えることがあります。
どちらかが悪いのではなく、お互いの波長が変わったため、と考えるのがスピリチュアルの見方です。
11. 価値観や興味が変わる
夢中だったことに興味がなくなり、これまで気にならなかったことに心が向くようになります。
「本当はどう生きたいのか」を考え直す時期に入った、というサインとされています。
12. シンクロやゾロ目が増える
思い浮かべた人から連絡が来る、ゾロ目の数字をよく見かける、といった偶然が重なります。
自分の感覚と出来事がかみ合いはじめている、と受けとめられています。
医療的なチェックも忘れずに
ここで紹介した12のサインは、あくまでもスピリチュアルな受けとめ方のひとつ。
眠気や頭痛、めまい、耳鳴り、気分の落ち込みは、体や心の病気でも起こる症状です。
数週間たっても良くならないとき、日常生活に支障が出ているときは、「アセンションだから」と決めつけず、早めに医療機関で相談してください。
体の不調をきちんと確かめておくことは、安心してスピリチュアルな変化に向き合うための土台にもなります。
アセンション症状が出たときの過ごし方
アセンション症状が出ている時期は、心も体も変化の途中にあります。
大切なのは、何かを頑張ることより、自分をいたわることです。
無理をせず、休むことを優先する
眠いときは眠る、疲れたときは予定を減らす。
変化の時期は、それだけで十分です。
「何もしていない」と自分を責める必要はありません。
休むことも、新しい自分に慣れていくための大切な時間だと考えてみてください。
自然に触れて、地に足をつける
公園を歩く、土や芝生の上に立つ、木々の中で深呼吸をする。
自然の中で過ごす時間は、ふわふわと落ち着かない気持ちを、今ここに戻してくれます。
スピリチュアルの世界では、こうした過ごし方を「グラウンディング」と呼びます。
裸足で大地に触れる「アーシング」も、その方法のひとつです。
瞑想やジャーナリングで内側を整える
感情の波が大きいときは、数分だけ目を閉じて、呼吸に意識を向けてみましょう。
浮かんでくる考えを追いかけず、ただ吐く息と吸う息を感じるだけで、心は少しずつ静かになります。
頭の中がいっぱいのときは、紙に書き出すジャーナリングもおすすめです。
今感じていることをそのまま書いていくと、自分が本当に手放したいもの、大切にしたいものが見えてきます。
アセンションした人・しやすい人の特徴
アセンションは、ある日突然完了するものではなく、少しずつ進んでいくものとされています。
ここでは、アセンションした人、またはアセンションしやすい人によく見られる特徴を紹介します。
人と比べなくなり、自分のペースを大切にできる
他人の評価や世間の「普通」よりも、自分が心地よいかどうかで物事を選べるようになります。
急がず、休みたいときに休む。
そんな当たり前のことを、自分に許せるようになるのが特徴です。
感受性が高く、直感を信じられる
場の空気や人の気持ちを細やかに感じとり、「なんとなく」の感覚を大切にします。
頭で考えるよりも先に、体や心の反応で答えがわかる場面が増えていくでしょう。
目に見えないものとのつながりを感じる
自然の中で深く満たされたり、何かに守られているような安心感を覚えたりします。
こうした感覚は、スピリチュアルの世界で「高次元」とのつながりとして語られることも。
高次元の意味については、高次元とは?スピリチュアルな意味と高次元の人・存在の特徴、繋がるとどうなるかを解説で詳しく解説しています。
アセンションに頼りすぎないための考え方
アセンションは、変化の時期を前向きに受けとめるための、ひとつの考え方です。
ただ、言葉に振り回されてしまうと、かえって不安が大きくなることもあります。
不安をあおる情報とは距離を置く
「この日までにアセンションしないと取り残される」「高額なセッションを受けないと次元上昇できない」。
こうした言葉で不安をあおる情報には、少し距離を置いておきましょう。
アセンションは誰かに急かされるものでも、お金で買うものでもありません。
答えは自分の感覚の中にある
自分がアセンションの途中にいるのかどうか、はっきりとした答えは誰にも出せません。
だからこそ、外の情報よりも、自分の心と体が「心地よい」と感じるかどうかを大切にしてください。
自分の内側の声に耳を傾けることは、スピリチュアルの世界で「ハイヤーセルフとつながる」とも表現されます。
特別な力がなくても、静かな時間を持つことで、その声は少しずつ聞こえやすくなっていくはずです。
よくある質問
Q. アセンション症状と病気は、どうやって見分ければいいですか?
A. 症状だけで見分けることはできません。
頭痛やめまい、強い疲れ、気分の落ち込みなどが続くときは、まず医療機関で相談してください。
体に問題がないとわかったうえで、スピリチュアルな受けとめ方を取り入れるのが安心です。
Q. アセンションは誰にでも起きますか?
A. スピリチュアルの世界では、誰にでも起こりうる内側の変化とされています。
特別な能力や修行は必要ありません。
人生の節目に、自然と始まることが多いといわれています。
Q. 自分がアセンションしているかどうか、どうすればわかりますか?
A. はっきりと確かめる方法はありません。
この記事で紹介したサインや特徴に思い当たることが多ければ、変化の時期にいるのかもしれません。
大切なのは判定することより、今の自分をいたわって過ごすことです。
Q. アセンション症状はいつまで続きますか?
A. 期間に決まりはなく、数日でおさまる人もいれば、波のようにくり返す人もいるといわれます。
症状のつらさが長く続くときは、無理をせず医療機関に相談してください。
Q. アセンションの時期に、人が離れていくのはなぜですか?
A. スピリチュアルの世界では、自分の波長が変わることで、合わなくなった関係が自然に離れていくと考えられています。
寂しさを感じるかもしれませんが、無理につなぎとめる必要はありません。
空いた場所に、今の自分に合う出会いが入ってくる時期と受けとめてみてください。
まとめ:アセンションは、自分の内側でゆっくり進む変化
この記事について、あらためて整理します。
この記事のまとめ:
- アセンションは「上昇」を意味する言葉で、スピリチュアルでは意識や魂の「次元上昇」を指す
- 地球全体の変化としても、ひとりひとりの内側の気づきとしても語られている
- 体・心・暮らしに出るといわれるサインには、眠気や耳鳴り、感情の波、人間関係の入れ替わりなど12がある
- 眠気や頭痛などが続くときは、アセンションと決めつけず、まず医療機関で相談する
- 症状が出たときは、休むこと、自然に触れること、瞑想やジャーナリングで内側を整えることを大切にする
- 不安をあおる情報とは距離を置き、自分の感覚を信頼する
アセンションは、誰かと競うものでも、急いで終わらせるものでもありません。
変化の途中にいる自分を責めず、ゆっくり休みながら進んでいけば大丈夫。
今日は少しだけ、自分の心と体の声に耳を傾けてみてください。
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