自己理解ワークシート【無料PDF・印刷できる】:自分を深掘りする15の質問と書き方のコツ

自分のことは、自分がいちばんよく知っている。
そう思っていても、「本当にやりたいことは?」と聞かれると、すぐには答えられないものです。

頭の中だけで考えていると、思いは同じところをぐるぐる回りがち。
質問に答える形で紙に書き出していくと、ふだんは気づかない本音や、大切にしている価値観が少しずつ見えてきます。

この記事では、印刷してすぐに使える「自己理解ワークシート」を無料のPDFで用意しました。
15の質問の答え方のヒントや、書き方のコツ、書いたあとの活かし方もあわせて紹介します。

この記事でわかること
  • 自己理解ワークシートとは何か、使うメリットがわかる
  • 印刷できる自己理解ワークシート(無料PDF)をダウンロードできる
  • ワークシートの15の質問と、答え方のヒントがわかる
  • ワークシートの書き方のコツと、書いたあとの活かし方がわかる
  • うまく書けないときの対処法がわかる
目次

自己理解ワークシートとは?

まずは、自己理解ワークシートがどんなものか、使うとどんな良いことがあるのかを整理しておきましょう。

質問に答えながら、自分を知るための道具

自己理解ワークシートとは、用意された質問に答えていくことで、自分の気持ちや価値観、望みを整理するためのシートです。
「最近、心が動いたことは?」「これだけは譲れないことは?」といった質問に、ひとつずつ答えていきます。

何もない白紙のノートに向かうと、何を書けばいいのか迷ってしまうもの。
質問という手がかりがあると、自然とペンが動き、自分でも意外な答えに出会えることがあります。

ワークシートを使うメリット

ワークシートを使う良さは、頭の中にあるものを、目に見える形にできることです。
書き出した答えを見返すと、「自分はこういうことを大切にしていたのか」と、少し離れたところから自分を眺められるようになります。

また、決まった質問に答える形なので、時間をおいて書き直すと、前回との違いがよくわかります。
半年前の自分と今の自分を比べることで、自分の変化や成長にも気づけるでしょう。

自己理解そのものについて知りたい方へ

この記事では、ワークシートの使い方を中心に紹介します。
自己理解とは何か、どうして大切なのか、どうやって深めていくのかといった基本は、自己理解とは?自分がわからないときに読む、意味と深め方をやさしく解説で詳しく解説しています。

無料ダウンロード:印刷できる自己理解ワークシート

ゆっくりらでは、印刷してすぐに使える自己理解ワークシートを、無料のPDFで用意しました。

自己理解ワークシート(PDF・A4・4ページ)をダウンロードする

ワークシートの内容

ワークシートは、表紙と3枚のシート、あわせて4ページです。

  • 表紙:ワークシートの使い方と、書くときの3つのやくそく
  • シート1「今の自分を見つめる」:今の気持ちや悩み、疲れの回復方法など5つの質問
  • シート2「好きなこと・大切にしていること」:夢中になれること、譲れないことなど5つの質問
  • シート3「これからの自分を描く」:1年後の自分、手放したいことなど5つの質問

各シートのいちばん下には、書き終えて気づいたことをまとめる「気づいたこと」の欄があります。

ダウンロードと印刷のしかた

上のリンクからPDFを開き、パソコンやスマホに保存してください。
印刷するときは、用紙サイズを「A4」にすると、いちばん書きやすい大きさになります。

色は淡い緑を使っていますが、白黒で印刷しても問題なく使えます。
家にプリンターがない場合は、コンビニのマルチコピー機でも印刷できます。

印刷できないときは、ノートでもOK

印刷する環境がなくても、心配はいりません。
次の章で紹介する15の質問を、ノートに書き写して答えていけば、同じように使えます。

スマホのメモアプリに質問を書き写して、答えを打ちこんでいく方法もあります。
大切なのは、形式よりも、自分の気持ちに向き合う時間をつくることです。

ワークシートの15の質問と答え方のヒント

ここでは、ワークシートに入っている15の質問と、答え方のヒントを紹介します。
すべての質問に答える必要はありません。
答えやすいものから始めてみてください。

シート1:今の自分を見つめる

  1. 最近、いちばん心が動いたことは何ですか?
  2. 今、いちばん気になっていること・悩んでいることは?
  3. 疲れているとき、どんなことで回復しますか?
  4. 最近、無理をしていると感じることは?
  5. 今の自分に、ひと言かけるとしたら?

シート1は、今の自分の状態に気づくための質問です。
うれしかったことだけでなく、悲しかったことや腹が立ったことも、そのまま書いてかまいません。
最後の質問には、友だちに声をかけるような、やさしい言葉で答えてみてください。

シート2:好きなこと・大切にしていること

  1. 時間を忘れて夢中になれるのは、どんなとき?
  2. 人からよくほめられること・頼まれることは?
  3. 「これだけは譲れない」と思うことは?
  4. どんな人といるときの自分が好きですか?
  5. 最近、うらやましいと感じた人は? その人の何がうらやましかった?

シート2は、自分の好きなことや価値観を見つけるための質問です。
自分では当たり前だと思っていることに、得意なことや大切にしていることが隠れています。
うらやましいという気持ちも、自分が本当は望んでいることを教えてくれる、大切なサインのひとつ。

シート3:これからの自分を描く

  1. 1年後、どんな気持ちで毎日を過ごしていたい?
  2. お金や時間の心配がなかったら、何をしてみたい?
  3. これから手放したいこと・やめたいことは?
  4. これから増やしたい時間は?
  5. そのために、今日からできる小さな一歩は?

シート3は、これからの自分の望みに目を向けるための質問です。
現実的かどうかは気にせず、思いつくままに書いてみましょう。
最後の質問では、5分でできるくらいの、ほんの小さな一歩を書くのがポイントです。

自己理解ワークシートの書き方のコツ

ワークシートは、ちょっとしたコツを知っておくと、ぐっと書きやすくなります。
4つのコツを紹介します。

正解を探さない

ワークシートの質問に、正しい答えはありません。
「こう答えるべき」「こう書いたほうがいい」と考えはじめると、本音から遠ざかってしまいます。

浮かんだ言葉を、そのまま書くことを大切にしてください。
単語だけでも、箇条書きでもかまいません。

一度に全部書こうとしない

15の質問を一度に答えようとすると、途中で疲れてしまいます。
1日に1枚、あるいは1日に1問だけでも十分です。

静かな時間を10〜15分ほどつくり、そのなかで答えられる分だけ書いてみましょう。
書けない質問はとばして、気が向いたときに戻ってくれば大丈夫です。

書いたあとで、くり返し出てくる言葉を探す

3枚を書き終えたら、全体を見返して、何度も出てくる言葉に印をつけてみてください。
「ひとり」「自由」「人の役に立つ」など、くり返し出てくる言葉は、あなたが大切にしている価値観である可能性が高いもの。

見つけた言葉は、各シートの「気づいたこと」の欄にまとめておきましょう。
3つほどのキーワードにしぼると、自分の軸がはっきりしてきます。

時間をおいて、もう一度書いてみる

自己理解は、一度で終わるものではありません。
半年ほどたったら、新しいシートを印刷して、もう一度同じ質問に答えてみてください。

前と変わらない答えは、あなたの深いところにある価値観。
変わった答えは、この半年で起きた自分の変化を教えてくれます。
くり返すほど、自分への理解は深まっていきます。

書いたあとの活かし方

ワークシートは、書いて終わりではありません。
書いた内容を、日々の暮らしに活かしていきましょう。

迷ったときの判断の手がかりにする

何かを選ぶときに迷ったら、ワークシートで見つけたキーワードを思い出してみてください。
「この選択は、自分が大切にしていることに合っているかな」と考えるだけで、答えが見えやすくなります。

誘いを受けるかどうか、仕事をどう進めるかといった日々の小さな選択から試してみましょう。
自分の価値観に沿って選ぶ経験を重ねるほど、迷いは少なくなっていきます。

小さな一歩を、実際に試してみる

シート3の最後に書いた「今日からできる小さな一歩」は、ぜひ実際に試してみてください。
書いただけで終わらせず、行動に移すことで、自己理解は「知る」から「生きる」へと変わっていきます。

試してみてどう感じたかを、ノートに書き留めておくのもおすすめです。
日々の気持ちを書き留める方法は、ジャーナリングの書き方と例文「何を書けばいい?」に答える実践ガイドも参考にしてみてください。

ワークシートを、自分への手紙として残しておく

書き終えたワークシートは、ファイルやノートにはさんで、大切に保管しておきましょう。
しばらくたってから読み返すと、そのときの自分からの手紙のように感じられるはずです。

落ちこんだときに読み返すと、「自分にはこんな大切なものがあった」と思い出させてくれることもあります。

うまく書けないときは

ワークシートに向かっても、なかなか書けないことがあります。
そんなときの考え方を紹介します。

何も浮かばないときは、浮かばないと書く

質問を読んでも何も浮かばないときは、「わからない」「思いつかない」と、そのまま書いてかまいません。
書けない質問があることも、今の自分を知る手がかりのひとつです。

ほかの質問に答えているうちに、とばした質問の答えがふっと浮かんでくることもあります。
焦らずに、気が向いたときに戻ってきてください。

つらい気持ちが出てきたら、無理をしない

自分と向き合っていると、思い出したくない記憶や、つらい気持ちが出てくることがあります。
そんなときは、無理に書き続けずに、いったん手を止めて深呼吸をしましょう。

心の奥にある子どものころの気持ちに気づいたときは、インナーチャイルドとは?意味・癒し方・自己理解への使い方を体験談とともに解説も参考になるかもしれません。
気持ちの落ち込みが長く続くときは、ひとりで抱えこまずに、信頼できる人や専門の相談窓口を頼ってください。

信頼できる人に、質問してもらう

ひとりで書くのが難しいときは、家族や友人に、ワークシートの質問を読み上げてもらう方法もあります。
話しているうちに、自分の考えが整理されていくことはよくあるもの。

相手から「あなたはこういうところがあるよね」と言われて、自分では気づかなかった一面を知ることもあります。
話した内容は、あとでワークシートに書き留めておきましょう。

よくある質問

Q. ワークシートは、無料で使えますか?
A. はい、無料でお使いいただけます。
個人での利用であれば、何枚でも自由に印刷してかまいません。

Q. 1回にどのくらい時間がかかりますか?
A. 1枚あたり10〜15分ほどが目安です。
3枚を一度に書く必要はないので、1日1枚ずつ、数日かけて書いてみてください。

Q. 書いた内容を、誰かに見せたほうがいいですか?
A. 見せる必要はありません。
誰にも見られないと思えるほうが、本音を書きやすくなります。
ただ、信頼できる人と話しながら書くと、新しい気づきが得られることもあります。

Q. どのくらいの頻度で書き直せばいいですか?
A. 半年に一度くらいがおすすめです。
転職や引っ越しなど、生活が大きく変わったときに書き直すのもよいタイミングです。

Q. 答えがころころ変わってしまいます。
A. 答えが変わるのは、自然なことです。
そのときの気持ちや状況によって、答えは変わっていくもの。
何度書いても変わらない答えが見つかったら、それがあなたの深いところにある価値観です。

まとめ:ワークシートは、自分に会いにいく時間

この記事について、あらためて整理します。

この記事のまとめ:

  • 自己理解ワークシートは、質問に答えながら自分の気持ちや価値観、望みを整理するための道具
  • ゆっくりらのワークシートは、表紙と3枚のシートで、15の質問に答えられる(無料PDF・A4)
  • 書き方のコツは、正解を探さない・一度に全部書かない・くり返し出てくる言葉を探す・時間をおいて書き直す
  • 書いたあとは、迷ったときの判断の手がかりにし、小さな一歩を実際に試してみる
  • うまく書けないときは無理をせず、つらい気持ちが出てきたら手を止める

ワークシートに書く時間は、忙しい毎日のなかで、自分に会いにいく時間です。
うまく書けなくても、空欄が残っても、かまいません。

今日はまず、シート1の最初の質問だけ、答えてみてください。
そのひと言が、自分を知るはじまりになります。

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